健康保険に加入する
この国には「国民皆保険」という制度が成り立っています。誰もが健康保険に入らなければならないという制度です。

すなわち、誰もが健康保険に加入することができるわけですが、具体的な方法をいくつかあげましょう。

健康保険の種類はいろいろありますが、ここではおおざっぱに説明します。

【社会保険】
会社に入っている人やその家族(扶養を受ける人)が入る保険。
社会保険付きの職場に就職するか、社会保険を持っている人の扶養になればよい。
どういう人が扶養を受けられるかは、その健康保険によりいろいろなので調べてください。

【任意継続】
退職などにより社会保険の資格がなくなっても、その社会保険に一定期間だけ引き続き加入できる。

これから退職して、健康保険をどうしようかと思われる方は、これも選択肢の一つにあります。
(国保と保険料の安いほうに入ればいい)

(例)協会けんぽの任意継続
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/11,0,45.html
・2年間加入できる。
・退職後20日以内に手続きをする必要がある。
・滞納すると即資格を失う。

【国民健康保険】
市区町村の住民はこの健康保険に入らなければいけない。
ただし、他の健康保険に入っている人は加入しなくても良い。

よって本来、住民票がある限り、建前上は「無保険」という状態は存在しないといえます。
この考え方により、この国は「国民皆保険」という制度を確立しました。


加入方法は簡単です。
社会保険等の他の健康保険の資格がなくなったら、会社や社会保険事務所が出す「健康保険の資格がなくなったことを証明する書類」をもって、住民票のある市区町村の役所に行けば、国民健康保険に加入できます。


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もうひとつの無保険
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国民健康保険料を滞納し納入に応じなかったために、「資格証」を持っている人も「無保険」と呼ばれます。
しかし、実際にはそれを病院に提示し、一旦医療費の全額を払って、その後市区町村に申請すれば7割は返ってくるので、本質的には無保険ではありません。被保険者の資格を持っているが、通常のサービスが受けられないということです。



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